指編みのやり方と応用
指編みとは?
指編みはその名前の通り、自分の手を使って編みます。棒針やかぎ針などの道具を使わないので気軽にできる上、小さなお子さんやペットがいる空間でも安全に楽しめるという魅力もあります。
また、指編みの基本でもある「リリアン編み」は、お子さんでも簡単に編めるため親子で楽しむ手芸として好評です。
指編みのやり方とは?
指編みの基本は、「リリアン編み」と呼ばれるものです。指に毛糸を順番にかけていくことで編んでいくことができます。順番さえ覚えてしまえばとても簡単で、さくさく編んでいけるでしょう。
用意するものは好きな色・太さの毛糸のみです。まずは難易度の低い太めの毛糸で挑戦されることをオススメします。では、指リリアン編みの基本の編み方をご紹介しましょう。
- まず糸の端を左手の親指に2~3回巻きつけます。(糸の長い方が編み糸になります。)
- 編み糸を人差し指の向こう側、中指の手前側、薬指の向こう側、小指の手前側と交互に糸を渡していきます。
- 続いて、小指の向こう側、薬指の手前側、中指の向こう側、人差し指の手前側と交互に糸を渡していきます。
- 人差し指をぐるりと回して、4本の指の向こう側に編み糸を渡します。
- 小指から手前側に糸をもってきます。そして、親指の後ろ側に糸をたらします。
- 右手の小指に巻き付いている糸を、横糸の下から引き出します。
- 引き出した糸のループの横糸の上から小指にかけ、薬指、中指、人差し指も同様に行い、それを何度も繰り返します。
これを繰り返すことで、細長い編み紐が完成します。つまり、リリアン編みを続けていくと、自分の好みの長さのマフラーが完成します。
指編みの応用とは?
指編みの基本・リリアン編みは、人差し指、中指、薬指、小指の4本の指を使って編んでいきますが、使用する指の本数を変えて編むことも可能です。
人差し指と中指、薬指の3本で編む指編みは、リリアン編みよりも仕上がりがシンプルになります。重ねつけをするにはオススメの編み方と言えるでしょう。
指編みはマフラーだけでなく、ブレスレットやシュシュ、イヤーウォーマー、ネックレス、アクリルたわし、クラッチバッグなどさまざまな作品を作ることができます。
使用する毛糸の素材や太さなどを変えることで、アイデア次第で季節を問わずに使用できるアイテムの制作を楽しめるようになるでしょう。道具なしで気軽に行える指編みにチャレンジしてみませんか?