毛糸の種類と毛糸の価格相場
毛糸の種類:①材質
毛糸の種類は、大きく分けると「天然繊維」と「化学繊維」の2種類に分類できます。天然繊維の毛糸には、綿(コットン)や麻(リネン)などの素材が一般的です。
麻は強度があり通気性があるので、夏物の定番素材とも言えるでしょう。また、綿も肌触りが良く、吸収性に優れているので夏用のストールなどに最適な素材です。
天然繊維には麻や綿などの「植物繊維」に加え、ウールやアンゴラ、カシミヤ、アルパカ、モヘヤ、シルクなどの「動物繊維」もあります。ウールは、みなさんもお馴染みの羊の毛です。
保湿性があり型崩れしにくいので、セーターやマフラーなど秋冬物のアイテムに適しています。また、うさぎの毛を使用したアンゴラは、軽くて柔らかいのでウール同様、秋冬物の定番となっています。
カシミヤは山ヤギの毛で作られており、繊維が細いため高級品の毛糸として扱われています。柔らかくて保湿性が高いアルパカはアルパカの毛で出来ており、モヘヤは山羊の毛でできた毛糸です。そして、蚕が作るシルク、つまり、絹は肌触りがよいのが特徴的な素材です。
毛糸の種類:②太さ③形状
毛糸は太さの種類も豊富です。極細から超極太まであり、さまざまな呼び方をしています。具体的には超極太、極太、並太、合太、モヘア、中細、極細などがあります。
また、毛糸の形状もさまざまです。それにはストレートヤーン、スラブヤーン、ブークレーヤーン、モヘヤ・ツィードヤーン、ファーヤーンなどがあります。
また、近年は素材や形状がとても変わっている新素材の毛糸もあり、ファンシーヤーンと呼ばれています。この毛糸は1つの糸玉なのに、異なる形状や素材、太さの糸がつながっているため、編むと個性的な仕上がりになるため今、注目されています。
毛糸の価格相場はどのくらい?
毛糸を取り扱っているメーカーは数種類あり、それぞれのメーカーごとに価格もも異なってきます。10個で1,000円程度で販売されているものもあれば、1つの毛糸玉が1,000円以上するものもあります。
また、まとめ買いすることでお得に購入できるセットも各メーカーでは用意されています。さらに、100円ショップに行けば、100円で毛糸を購入することも可能です。
メーカーや購入する場所によって価格が変動されるだけでなく、各素材によっても価格は変動します。そのため、毛糸の価格相場を一概に述べることは難しいと言えるでしょう。