棒編みのやり方と応用
棒編みとは?
棒編みは、2本の棒を使って編んでいく技法です。棒の太さによって号数という番号が付けられています。棒針は0号~15号まであり、数字が大きくなるにつれて棒が太くなってきます。
一番細い0号は直径0.2㎜、一番太い15号は直径6.6㎜あります。ちなみに15号よりも太い棒は、ジャンボハリと呼ばれ、番号ではなく㎜の表記で呼ばれています。
毛糸の太さに適した針を選ぶ必要がありますが、使用する針が細ければ細いほど難易度が増すので、初心者の方は太めの針、つまり、太めの糸から挑戦すると良いでしょう。
また、ざっくり編みたい場合は針の号数を太く、網み目をきつくしたい場合は針の号数を細くするなど編み方によって針を調整することも可能です。
棒編みのやり方とは?
棒編みの基本として、表目だけの編み地「メリヤス編み」があります。1段ごとに表から編む段は表目、裏を見て編む段は裏目で、交互に編んでいく技法です。
では、そのやり方をご紹介しましょう。
- まず作り目を作ります。
- 1段目の表をみて編む段は、最初の目に手前から右の棒針を入れます。
- 後ろにある出ている糸をひっかけます。
- 引っ掛けた糸を引き出し、最初にかかっていた目を左の棒針から外して1目が完成です。
- 2段目も同じように編んでいきますが、2段目は裏をみて編みます。
- 3段目も同じように編んでいきますが、3段目は表をみて編んでいきます。
まずは練習のために、ただまっすぐ編むだけのマフラーに挑戦してみませんか?
何度も練習することでキレイな編み地を編めるようになるでしょう。
棒編みを応用するには?
棒編みの基本・メリヤス編みをマスターしたら、それを応用した「裏メリヤス編み」に挑戦してみましょう。裏メリヤス編みは、裏目だけの編地で、表を見て編む段は裏目、裏を見て編む段は表目で、1段ごと交互に編んでいく技法です。
また「ガーター編み」という編み方にも応用できます。ガーター編みは、表目と裏目が1段ずつ交互になった編み地で、表を見て編む段・裏を見て編む段とも全て表目だけで編んでいく技法です。
仕上がると表から見ても裏から見ても同じ編み地になるという特徴的な編み方です。さらに、表目と裏目を縦に1目づつ交互に編む編地の「1目ゴム編み」と、表目と裏目を縦に2目づつ交互に編む編み地の「2目ゴム編み」という技法に応用することも可能です。
基本のメリヤス編みができるようになったら、さまざまな応用編みに挑戦してみましょう。