アフガン編みのやり方と応用
アフガン編みとは?
アフガン編みとは、棒針の先にかぎ針がついている”アフガン針”を使用して編む技法です。別名「チュニジアクロッシェ」とも呼ばれており、棒針編みとかぎ針編みを一緒にしたような編み方が特徴的です。
アフガン針は、30㎝程度の長いものもあれば、15㎝未満の針もあります。また、片側にかぎ針のようなフックがついているタイプと、両側に同じ大きさのフックがついているダブルフックタイプのものがあり、作りたい作品によって使用するタイプの針が異なります。
ダブルフックタイプの針は、片方のかぎで拾った目を、もう片方のかぎで追いかけるように編み込んでいくため、平あみだけでなく輪編みもできる、かぎ編みと棒編みを同時に行なったような編み方と、織物のような厚みのある編地を特徴としています。
アフガン編みのやり方とは?
アフガン編みはどちらの針を使用しても、基本的な編み方は共通しています。往きは棒針のように針を持ち、戻りはかぎ針のように持ちましょう。
では、アフガン編みの基本のやり方みてみましょう。まず作り目であるくさり編みを緩めに編みます。
作り目の編み方
- まず最初の目を作るため針にループを巻き付け、糸を引き出して糸の足を引き締めます。
- 針に糸をかけて引き出すと、1つ目の鎖ができます。
- 何度も繰り返すことで作り目の完成です。
表編み目の編み方
- 1段目は必ず表編みになるので平らに編んでいきます。
- 鎖の裏山を拾いながら編んでいきます。
- 2段目からは輪に編んでいくことで、ねじれにくい編みになります。
戻り目の編み方
向こう側から糸を針にかけ、針先から2目を一度引き抜きます。逆方向に引き返すことで、戻り目が編めます。
アフガン編みを応用するには?
アフガン編みの基礎的な編み方をマスターしたら、それを少し応用した模様編みにステップアップできるでしょう。模様の部分は毛糸の色を変えると、異なる雰囲気の作品に仕上がります。
表目と裏目を巧みに組み合わせて編んでいくので、編み目を強調したモチーフを基調とした作品に仕上がります。特にダブルフック編みで作る作品は人気があります。
具体的に編むことができる作品には、下記のようなものなどがあります。
アイデア次第でさまざまな作品が作れる魅力的な技法と言えるでしょう。